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2019年04月23日

『１５１ヶ月』

そろばんの先生といっても、授業の他に、教室運営に必要な事務処理全般いろいろあります。その１つが在籍管理で、毎月入退学者数を集計します。この数字は、先月末で卒業した生徒の在籍期間で、年数にすると、約１２年です。小・中・高校入学という節目に接し、この春は、大学進学が決まりました。

１つのことを長く続けるのは簡単ではありません。最初は楽しいと思って始めても、他に興味があることが出来たり、思うように進まず行き詰まり気持ちが離れてしまったりすることもあります。また、最近は、珠算学習も低年齢化が進み、ある時期が来ると、別の目標に切り換える傾向にあります。この生徒は特に貴重な存在とも言えますが、ゆびっこ生の平均在籍期間は、昨年度で見れば６４ヶ月と、比較的長いように思います。週２回約１時間の練習という限られた時間でも、ひとりの人とこれだけ長い期間関われるそろばんの先生には、特別感があります。