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2021年11月10日

先日、普段は主に小学１年生の多い時 間に、定期試験前で早帰りの中学生と、学校が休みだった大学生が加 わりました。ふたりも低年齢時からソロバンを始め、現在もそれぞれに目標を持って、自分のﾍﾟｰｽで継続しています。この時は特に幅のある年齢差ですが、年齢の違う人達が共通の物事と時間を過ごすのは、そろばん教室ならではです。ソロバンを弾く音も、流れるような珠の動きと‘ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ’とハッキリ聞き取れる珠の動きが混じる不思議な響きでした。授業開始までの時間は、１年生達とかけ算九九の特訓をしていました。みんながすぐに答えられたり、誰か一人だけだったり、答えが出るまでに時間がかかったりの繰り返しです。「７×９＝」…誰も答えられなかったその時、絶妙なﾀｲﾐﾝｸﾞで答えを言う大学生。これがもう少し年齢が近いと、何度も先に答えてしまい、「どうして言っちゃうの!?」という展開になりがちですが、「速っ!!」という反応になりました。体は大きく、優しい大学生の存在は、１年生にとっては未知との遭遇だったかもしれません。微笑ましい和やかな時間でした。